下久堅の紹介

下久堅地区の桜めぐり

 南信州には、樹齢200年を越す名木桜が多くあります。その多くがエドヒガンで、その昔西行法師が全国を行脚して南信州を訪れた際、各地のお宮やお寺、史跡地等に植えられたと伝えられています。
 毎年3月下旬から4月中旬の1ヶ月間に渡り、美しい花の咲いている姿を見ることが出来ます。地区の名木桜をご案内いたします。

梶曲輪の桜

 下久堅小学校の玄関前に咲くエドヒガンは、樹齢約600年を越すと言われ県の天然記念物に指定されています。知久平城址の梶曲輪に位置することから梶曲輪の桜と命名されています。知久平城址を語る古木で、地区挙げての再生活動が行われています。

梶曲輪の桜
(梶曲輪の桜)

三石のしだれ桜

 「巨石と桜の調和が美しい」と言われ、知久平の三石に樹齢約300年と言われ、飯田市の桜守リ30選に選定されています。三石の巨石群と同位置にあって、巨石としだれ桜の調和が絵になると全国各地からの花見客が訪れています。

三石の枝垂れ桜


小林の観音桜

 知久平城の支城であった小林城址からおよそ南東300メートルに観音堂があります。その境内に、天然記念物に指定されている樹齢約300年と言われるしだれ桜があります。観音堂に隣接していることから古くから観音桜と命名され住民から久しまれています。

小林の観音桜
(小林の観音桜)

文永寺の桜

 文永年間に創建された文永寺の歴代住職は、宗�殳・仙耀・宗信・宗然・厳詢と続き、いずれも醍醐寺理性院や禁裏の小御所での大元帥法の伴僧を勤めていたと言え云われ、醍醐寺との関わりが大変深かったのです。その醍醐寺の桜が当文永寺にもたらされたと伝えられています。
 桜保存会では、文永寺と桜を地域の宝として後世につなごうと剪定や肥料を入れるなど懸命の努力をしています。

 

 

文永寺の桜


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